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2013年 05月 26日
更年期には女性ホルモンが減少しのぼせ、hot flashや自律神経症状が現れる。また伝統医学の生薬治療は更年期障害に有効であることが知られてる。最近、伝統医学で用いる生薬の成分の働きを調べたところ複数の成分が血管や神経に対して女性ホルモンや男性ホルモンに似た作用を持っていることが判った。 しかし、これらの生薬成分は女性ホルモンや男性ホルモンとは異なるメカニズムでその作用を発揮していた。 女性ホルモンや男性ホルモン、副腎皮質ホルモンなどのステロイドホルモンは細胞内や細胞膜上の受容体に結合したホルモン受容体結合物が遺伝子に働いてホルモンの作用が引き起こされる。ところが、生薬由来の物質はホルモンの受容体とは結合せずにこの受容体を活性型に変化させることでホルモンと同じような作用を発揮している。活性型に変化した受容体が多くの女性ホルモン様作用を引き起こす。 このことが伝統医学の生薬治療が更年期障害に有効であることに対する科学的根拠の一つであると思われる。
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by tetsu1948
| 2013-05-26 23:39
2012年 03月 09日
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by tetsu1948
| 2012-03-09 18:24
2011年 12月 06日
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by tetsu1948
| 2011-12-06 18:03
2011年 06月 28日
血液内科の専門医より紹介で溶血性貧血の方の生薬治療を行った。 溶血性貧血の治療には通常は副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)を使用するが、この方はステロイドホルモンの副作用がいやなので伝統医学による生薬治療ができないかと言うことであった。 厳密な診断に基づいて22種類の生薬を組み合わせた煎じ薬を処方したところ首尾良く効果を発揮した。3年にわたり生薬治療を行い貧血はヘモグロビン値が10g〜/dlに改善されていたが、ある時急に貧血が悪化した。 詳しくその原因を調べてみたところ2週間前に歯科医を受診し、そのとき歯根嚢胞の存在を指摘されたと言う。 検査所見で軽度の炎症反応があったので、おそらく歯根嚢胞の炎症が原因であろうと考えて歯根嚢胞に効果的な漢方処方と殺菌効果のある漢方薬を組み合わせて処方した。 3週間後の検査では悪化した貧血は治り、炎症反応も改善していた。
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by tetsu1948
| 2011-06-28 17:38
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