脊髄小脳変性症の高齢者に有効な漢方処方ー激しい運動が原因!
|
カレンダー
タグ
漢方薬(49)
緑内障(17) 脊髄小脳変性症(16) 治療法(10) 漢方治療(7) ストレス(6) うつ病(5) 治癒(5) てんかん(5) システム医学(5) 多系統萎縮症(5) 膠原病(5) 関節リウマチ(5) ステロイドホルモン(4) パーキンソン病(4) 手術(4) 中国伝統医学(4) 脊柱管狭窄症(4) 高血圧(4) 視神経脊髄炎(3) 最新の記事
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2024年 04月 06日
脊髄小脳変性症の70代後半の婦人がふらつきと歩行障害のため来院した。2007年に世界で初めて遺伝性脊髄小脳変性症の治療に成功してから国内や欧米の22例の脊髄小脳変性症の中国伝統医学による漢方治療を行い、そのうち17例に効果が認められた。 ところが、この方には今までとは全く異なる病態が認められた。五臓六腑の中でも肝腎の陰液の枯渇と強い内熱が認められた。 肝腎の陰液を補填し同時に内熱を冷ます生薬を組み合わせた処方を作成した。 1っヶ月後には歩行障害が改善した。この方は高齢にも関わらず激しい運動をしていたため肝腎の陰液が大量に失われ、内熱が発生したのであろう。同じ高齢者でも今までの症例とは五臓六腑の病態が真逆であった。 高齢者が激しい運動を日課として続けるのは百害あって一利なしである。 高齢者も適度な運動は五臓六腑を健康にするが。
by tetsu1948
| 2024-04-06 10:59
|
ファン申請 |
||