なぜ遺伝性脊髄小脳変性症の方が多系統萎縮症などの非遺伝性よりも治療効果が高いのか。
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2023年 08月 12日
2007年に世界で初めて遺伝性脊髄小脳変性症の治療に成功して以来、海外を含めて21名の遺伝性脊髄症小脳変性症の治療を行った。21名中16名で症状の改善が認められた。有効率は76%であった。 ところが、非遺伝性の脊髄小脳変性症では有効率が遺伝性に比べると低い。 遺伝子異常があるのになぜ遺伝性の方が漢方薬がよく効くのであろうか。 非遺伝子の多系統萎縮症を引き起こす原因が複数あるため多くの病態を小脳や脊髄に引き起こすためであろう。 最近、これらの複数の原因を分析してそれぞれの原因に対して有効と思われる生薬を混み合わせたところ、症状の改善が見られるようになった。遺伝性では小脳の一つの遺伝子異常が原因であるが、多系統萎縮症は長期間のストレスが原因の一つである、なぜか胃腸障害も原因の一つであることが判明した。 以前にブログに書いたが、胃腸の薬で多系統萎縮症の症状が悪化することはよくある。胃腸障害以外にも個々人で複数の原因が合併していることがあるため、個々人の五臓六腑の複数の異常を全て診断する必要がある。脊髄と小脳だけ治療しても効果はないということであった。
by tetsu1948
| 2023-08-12 10:57
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