オンライン、インターネット授業によるてんかん発作の誘発

コロナ肺炎に対する外出自粛、三密（密閉空間「換気の悪い密閉空間である」、 2.密集場所「多くの人が密集している」、 3.密接場面「互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる」）防止のため学校の授業がインターネット講義で行われています。　最近、インターネット授業を受け続けた学生がてんかん発作で来院するケースが増えています。てんかんとは、種々の成因によってもたらされる慢性の脳疾患であって、大脳ニューロンの過剰な興奮に由来する反復性の発作（てんかん発作）です。　てんかん発作の助長因子は疲労、睡眠不足、ストレスなどです。　また光刺激により起こりやすくなることがあります（誘発因子）。1997年にアニメ「ポケットモンスター」視聴中におきた光感受性発作が大きな話題になりました。光刺激で発作を起こしたことがあれば、光刺激の強いテレビやゲームは望ましくありません。　インターネット授業ではパソコン画面を長時間見つけることになります。　また、授業を理解しようと精神的緊張（ストレス）が長時間続きます。その結果、てんかん発作が起きるのでしょう。　中国伝統医学では大脳ニューロンの過剰な興奮を鎮める作用のある漢方生薬、抗ストレス作用のある漢方生薬を各人の五臓六腑の状態に合わせて組み合わせた処方で治療します。