心不全には漢方薬がよく効く
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2017年 09月 23日
最近、立て続けに心不全の患者が来院した。 息切れ、疲労感下肢のむくみ、食欲不振、吐き気などの症状である。 心不全は心臓の筋肉が弱くなり、心臓から血液を全身に送り出す機能が低下することによる。 高齢者では心筋梗塞、心臓弁膜症、高血圧などが原因で心不全を発症する。 3年ほど前に99歳の女性が心筋梗塞の後に心不全を発症して来院したが、中国伝統医学による強心生薬処方で見違えるように元気になった。最近では若年者でも特別な病気がないのに心不全を発症する人が増加しています。心不全の代表的な自覚症状は、動悸や息切れ、呼吸困難、むくみ(急な体重増加)です。最初は坂道や階段を上る時に動悸や息切れが起こり、病状が進行すると平地を歩いても息苦しくなります。それ以外にも易疲労感(疲労を感じやすくなる)脱力感、低血圧、冷や汗、四肢チアノーゼ(手足の末端の血色が悪く、青白くなる)、頭がボーとする、物忘れ(脳に十分な酸素が行き届かなくなるため)、食欲不振、吐き気、嘔吐、便秘などの症状をひきおこすことがあります。高齢者では心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患や高血圧、不整脈、心臓の弁の異常で起きる弁膜症といった持病があると、発症しやすいといわれています。しかし、若年者でも健康診断でこれまで一度も心不全といわれたことのない、健康だと思われる人でも、発症する場合が増えています。これは生活習慣によるとされています(精神的なストレスによる交感神経異常、睡眠不足、運動不足、塩分過剰摂取など)。 中国伝統医学では個々人の心不全の原因に合わせて心臓の筋肉を強くする生薬や、利尿作用のある生薬などを複数組み合わせて治療処方を作成します。特に強心生薬は非常に有効で一ヶ月で効果を発揮します。 西洋医学の強心剤と異なり副作用はありません。 その意味では心不全の治療は中国伝統医学にとって得意な分野の一つです。
by tetsu1948
| 2017-09-23 16:33
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