夜間頻尿、前立腺がん、ホルモン補充療法、間質性膀胱炎、漢方治療
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60代の男性が重篤な頻尿の治療が目的で来院した。 この方は数年間ホルモン補充療法(男性ホルモンを含む)を続けてきたが、最近、30分~1時間おきに排尿するようになった。 夜間も頻尿は続いているという。
また、前立腺がんでホルモン療法を行った70代の男性も同じく夜間頻尿を訴えて来院した。
ある60代の婦人は昼夜問わず著しい頻尿と排尿痛を訴えて来院した。この方は間質性膀胱炎と診断されていた。
中国伝統医学ではこのような夜間頻尿をともなう頻尿の場合、腎(下垂体副腎系)の機能低下がその病態の基礎にあると考える。 従って、治療は腎を強化することを主体として個々人の病態に対応した処方を作成する。