2010年 10月 04日
骨粗鬆症の治療で骨密度が増えた
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最近、相次いで2人の初老の婦人が頚や腰の痛みが治らないため来院しました。整形外科でMRIやCTの検査をしたが脊椎には異常がないということで鎮痛剤のみ処方されていた。 また、2人とも骨密度の低下があり骨粗鬆症であった。 骨に栄養と血液を供給する漢方薬を処方をしたが3ヶ月服用しても痛みは一向に良くならない。 伝統医学の診断も処方も間違いないのになぜ効果が無いのだろうか?伝統医学の治療に用いる薬は草木など植物や動物、鉱物などである。これは、食品に似ている。 同じスイカでも甘いのもあればそうでもないのもある。米でも美味しい米とそうでもないのがある。伝統医学で用いる生薬ではこの甘さやおいしさが薬効に相当する。従って、実際に同じ名前の生薬を処方しても品質が良ければ効果があるが品質が悪ければ効果がないことが多々ある。そこで同じ名前の漢方処方で構成生薬も同一であるがそれぞれの生薬が日本で手に入る最高級のもので処方した。その結果、1ヶ月後には痛みはほとんど消失した。 2ヶ月後には体がひどく疲れたとき以外では痛みは無くなった。 3ヶ月後に骨密度を測定したところ、骨密度が明らかに増加していた。 この2人は女性の 更年期以降に発症する骨粗鬆症による頚の痛みや腰痛であった。以前、ある伝統医学の名医が日本ではこの病気は治せません、なぜなら、この病気の治療に不可欠な生薬が日本では高品質なものが入手できないからです、と言っていたのを思い出した。
by tetsu1948
| 2010-10-04 17:52

